〝わからないことは、いつでも聞ける雰囲気があります〟
どんな仕事をしていますか?
経緯も含めて教えてください。
K.F(以下、F):結婚を機に長野県に来て、3人目の子どもが1歳になるタイミングで、どうしても働きたくて大戸屋の求人に応募しました。2011年から長池店でパートタイムで働きはじめ、2013年に新規開店スタッフの指導担当を希望して長野南店に移動して、翌年アワリーマネージャー(時間帯責任者)になりました。子育てがひと段落したので2024年に正社員になり、翌年から店主に就任しました。
N.M(以下、M):私は2024年に入社して、今年で2年目になります。平安堂若槻店に配属されて、接客やSP(セールス・プロモーション)を行なっています。SPでは参考書や資格・語学書を担当して品出しから発注まで行います。
S.N(以下、N):2022年に入社して、今年で4年目になります。ルノー松本店でショールームでの接客や入庫の受付、事務手続きや電話応対などをしています。



どのように仕事を覚えましたか?
F:長池店に勤めていたときの先輩は、時代もあってか「見て覚えろ」と厳しい方でしたが、自然にそうしたくなるほど仕事のできる方だったので、まさに見て覚えました。
長野南店に移ってからは、当時の店主に「お客さんを一番に考えなさい」と教わりました。お店が混み合ってくると、どうしても作業を優先してしまうことがあります。私たちにとってはたくさんのお客さまのひとりでも、そのお客さまにとってはそのときがすべて。自分の作業よりも、お客さまの求めることに対応するべきだと気づかされました。
それ以来「今、このお客さまのために何ができるか」を大事にして、今ではその思いをスタッフも共有して、大戸屋のQSC(Quality=品質、Service=サービス、Cleanliness=清潔さ)を評価する全国表彰会で、長野南店が全国1位になることができました。
素晴らしいですね。
F:評価して応援してくださったお客さまと、一緒に取り組んでくれるスタッフ全員のおかげです。
N:ルノーは店舗によっても上司によってもやり方は異なると思いますが、自分たちで考えながら進めていくことが基本です。お客さまごとにやることは変わってくるので、やりながら覚えています。今もわからないことは、車や会社のことにくわしい先輩に教えてもらいます。
M:平安堂は書籍だけでなく、CD・DVD、文具・雑貨、トレーディングカード、カプセルトイを扱い、飲食の元町珈琲とブルーシールも運営している複合書店です。私の勤める若槻店でも、覚えないといけないことがたくさんあります。
入社後は説明を受けつつOJT(実地研修)で覚えました。業務中に疑問に思ったことはメモをとり、わからないことはあとで必ず先輩や上司に聞くように心がけていました。入社して数か月は上司と日誌を交わして、その日あったことを書き、回答をもらえたので、毎日復習ができました。
いつでも気軽に聞ける環境を整えてもらえていたので、安心して覚えることができました。
「見て覚えろ」ではなく。
M:はい(笑)

〝楽しく働くことが店の雰囲気を作り、お客さまに伝わります〟
仕事をするうえでポリシーがあれば教えてください。
F:大戸屋に新しく入った方はパートでも社員でも、必ず私が教えるようにしています。お店のことは私が一番よく知っていますから。マニュアルはありますが、なぜそうするのか理由を伝えるようにしています。
Fさんはパート時代にも指導担当を志願したんですよね。
F:もともと人見知りなんですが、学生時代にアルバイトで接客した際に、笑顔で話してお客さまにとても喜んでいただけたことがうれしくて、接客が楽しくなりました。今はその楽しさを伝えて、接客の好きな仲間を増やしたいと思っています。

M:平安堂には毎日多くのお客さまがいらっしゃるので、みなさんに満足いただけるような接客を第一に心がけています。自分の業務はどれもお客さまの役に立つためにあります。部長に教わった言葉なんですが「対人感受性」を高め、お客さまが何を求めているかを考えて、毎日の業務にあたるようにしています。

N:先ほどのFさんのお話しにあった受賞の話。じつはルノー松本店も、全国のルノー販売店から最優秀総合店舗賞に2年連続で選ばれているんです。販売台数やお客さま満足度を数値化した総合点なんですが、店長には「その店舗にいる自覚と責任をもって仕事しよう」と言われているので、意識するようにしています。
自動車はブランドによってお客さまのタイプがちがうんですが、ルノー松本店のお客さまはやわらかでフレンドリーな方が多いので、受賞はそれも要因と思います。

F:きっとお店の雰囲気がいいから、お客さまがやさしく和らぐんだと思いますよ。
N:そうだとうれしいです。店長がCS(顧客満足度)だけでなくES(従業員満足度)を大切にして、気持ちよく働ける環境を整えてくれているので、私たちがお客さまに還元できているのかもしれません。
F:自分たちが楽しく働いているから、それがお店の雰囲気になって、お客さまに伝わるんですね。その点、大戸屋長野南店は元気がいい。スタッフみんな声をかけあっています。
M:行ってみたくなりますね。平安堂若槻店は雑貨担当がベテランで、雑貨のある空間は季節を感じられると好評です。
〝お客さまとの出会い、関わりを何より大切にしています〟
なぜTAKASAWAを選んだのですか?
N:私は出身地も大学も長野で、就職活動の際には東京の企業から内定をもらえたんですが、東京に行くほど長野の暮らしが良いなと感じ、地元にとどまろうと決めました。県内の営業職から探して、もともと車に興味があったのでルノーを選びました。TAKASAWAグループとしての安定感や、お給料や福利厚生が充実していることも大きな理由です。
F:それは大事。私は地元が福井なのでTAKASAWAを知らなかったんですが、家族から「あのTAKASAWAだよ」と聞いて調べたら、長野では地域に根づいた大きな企業だとわかりました。
M:私は就職活動の際、書籍に興味があって平安堂の求人を見つけたんですが、その時に平安堂がTAKASAWAグループであることを知りました。鉄鋼関連ほかいろんな事業が関わって、安定している印象を受けました。




会社のいいところ、仕事の好きなところを教えてください。
F:部長やマネージャー、役員という立場の人までみなさんフレンドリーで、自ら敷居を下げて、なんでも教えてくださいます。いい会社に入ったなと思います。
M:小売業のなかでも扱うアイテム数の多いのが魅力です。書籍だけでも毎日新刊が出ますし、文具や雑貨も絶えず新作が出ます。毎日のように新しいものとの出会いがあります。あとは人間関係が良好で、部長も含めてみなさん明るく穏やかな方が多いのは、書店ならではでしょうか。
N:お客さまとの関わりが深い仕事で、車を販売して終わりでなく、その後も車検や整備、買い替えもあったり、おつきあいは続きます。お客さまによって求められることも、関わることもちがって、難しいですが楽しいです。
なかなか休みを取りにくい仕事なんですが、プライベートを犠牲にしないように配慮してもらって、ノルマを押しつけられることがないのはいいところだと思います。

入社を志す人に向けてメッセージをお願いします。
N:オート事業部は中途採用が多く、異業種でもいいので社会人経験のある方は有利だと思います。ベンチャー気質のある会社で、自立心をもって働きたい方には向いていると思います。
M:書店業は日々多くのお客さまとの出会いのある仕事なので、人と関わることが好きな方は楽しく働けると思います。平安堂創業者は地域の役に立つことを理念に掲げました。地元愛のある方に入社していただきたいです。
F:やる気さえあれば大丈夫です。こちらは教える自信があるので、任せてください。最初は仕事ができないのは当たり前。泣いても怒ってもかまいません。むしろできないことが悔しくて泣く子がいたら、うれしくて仕方ない(笑)。やる気があるということですから。
Fさんは業種をまたいで全店へ指導に行ったらいいのでは…
N:うちにも来てほしい。
F:いつまでも現場目線なので、いい加減店長の仕事しろって、上からは怒られているんですけどね。とにかくお客さまと接客が大好きなんですよ。
みなさん、ありがとうございました!


